【代表ブログ】不動産会社 独立して3ヶ月。ひとり起業の日常と学び

こんにちは。株式会社ビーメインの木戸翔太です。
2024年12月25日に会社を立ち上げ、2025年2月初旬から宅建業の免許を取得し、不動産仲介業として営業をスタートしました。気づけば、あっという間に3ヶ月少しが経ちました。
会社を立ち上げてからの3ヶ月を振り返りつつ、まだまだ経営者として未熟な自分ですが、これを読んで「こんな人がやってるんだな」と思ってもらえれば嬉しいです。
◆開業前後のバタバタと正直な気持ち
開業してすぐの頃は、正直「本当にやっていけるのか?」という不安が大きかったです。ただその一方で、「自分で動ける」「決断できる」という楽しさもありました。不安が2割、楽しみが4割、残りの4割は準備や手続きの忙しさであっという間に過ぎていったような感覚でした。
銀行口座開設やクレジットカードの作成、事務所の賃貸契約、備品の購入、名刺やロゴの準備、税理士探し、宅建業免許の申請、政策金融公庫への創業融資の申込み、など。予定どおりにいかないことも多く、その都度やり直して、試行錯誤しながら形にしていきました。
ありがたいことに営業を始めてすぐに1件目の契約が決まり、その後も少しずつ案件が増えていきました。今では複数の契約中・契約予定の物件を扱いながら、日々慌ただしくも充実した毎日を送っています。
◆完全ひとり経営のリアル
現在、営業から経理、事務作業まで、すべてひとりで行っています。正真正銘の“ひとり起業”です。大変ではありますが、自分のペースで動けるのが一番の魅力かもしれません。
実際、ストレスはあまり感じておらず、「仕事」というよりも「ライフワーク」という感覚で取り組めているのが不思議です。思いついたらすぐ動く。そんなリズムで1日が流れていき、気がつけば日付をまたいでいる。そんな日もよくあります。
◆チャレンジ精神はキックボクシングで育った
私にとって、独立に踏み出せた一番の原動力はキックボクシングの経験です。勝ち負けのある世界で、不確実な状況に飛び込む覚悟、そして続ける力を学びました。
相手の強さは想像できても、実際に闘ってみるまでは本当のところはわかりません。減量や練習、コンディション管理といった準備を経て、それでもたった数秒で終わることもあるのが試合の世界。その中で「自分にできることをやり抜く」ことの大切さを学びました。
私は、39歳でプロテストを通過し、40歳でプロデビューしました。正直、この年齢で本当に通用するのか不安でしたが、やってみると意外と戦えている。そんな感覚が自信にもつながりました。
若い格闘家たちと一緒に練習をし、格闘技に人生を懸けるような仲間に触れていく中で、自分の中でも少しずつ覚悟が育っていったように思います。
強さももちろん大切ですが、何よりも「チャレンジし続ける人」がチャンスを掴んでいく、そんなリアルを見せてもらいました。
◆凡人なりに、積み重ねていく
私の戦績は5戦2勝2敗1分け。特に目立つ成績ではありません。でも、特別な才能がなくても「続けること」で見える景色があると信じています。
不動産の仕事も同じで、すぐに成果が出ることばかりではありません。でも、目の前のお客様一人ひとりにしっかり向き合い、小さな積み重ねを大切にすることで、信頼が少しずつ積み上がっていく。日々そんな実感を持ちながら働いています。
◆ご縁があって、今がある
まだたった3ヶ月ですが、ここまでやってこられたのは、やっぱり「人とのご縁」のおかげだと思っています。一人で起業しましたが、決して一人では続けてこられなかったと思います。
お客様、業界の仲間、友人――たくさんの方に支えられて、今の自分があります。まだまだわからないことだらけの未熟者ですが、これからも一つひとつ学びながら、まっすぐ進んでいけたらと思っています。
このブログを読んで、「こんな人ならちょっと相談してみようかな」と感じていただけたなら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。