京都府精華町 一棟収益ビル(バルク案件)の売買仲介をさせていただきました

いつも株式会社ビーメインのブログをご覧いただきありがとうございます。代表の木戸翔太です。本日は、京都府精華町にて一棟収益ビル(バルク案件)の売買仲介をさせていただきました。
今回の物件は、売主様が新築から40年以上にわたり長期保有され、ご自身で管理・運営を行ってこられた一棟ビルです。築年数の経過により老朽化が進み、稼働率も高いとは言えない状況でした。
一方で、駅からの距離が近く、土地も広いといった立地条件の良さがあり、「土地の価値」として見るか「収益物件」として見るかで評価が分かれる特徴的な案件でした。
長年の自主管理により運営内容は細かく把握されていたものの、売却を前提とした、賃貸借契約書の整備・保管や条件変更の書面化、図面や修繕履歴の保管といった売却に必要な資料はほぼ無い状況でした。そこで、弊社では売主様にご協力いただきながら必要資料の作成や条件の整理、細かな事前ヒアリングを重ね、購入検討者がスムーズに判断できるよう物件情報の整備を行いました。
個性的で見る人によって評価が大きく分かれる物件ではありましたが、最終的に地元の一般法人様にご取得いただくことになりました。売主様とは20年来のご縁があり、将来を見据えた資産整理の一環として売却をご依頼いただいた案件でしたので、「必ず自分が成約させる」という気持ちで取り組みました。結果として売主様・買主様双方にご満足いただき、喜んでいただけたことを嬉しく思っております。
世間では「ビジネスに感情は必要ない、冷徹な判断こそが大切だ」と言われることもあります。確かにそうした判断が場面によっては必要な側面もあると思いますが、私は仕事に対してどれだけ情熱を注げるか、自分の気持ちを込められるかが大切だと考えています。そうした熱意や感情こそが燃料となり、より深く仕事に打ち込む力につながっていくと思います。
不動産仲介業は、お客様の大切な資産を預かる仕事です。不動産取引は一つの判断が大きな金額や人生に影響を与えることもあります。だからこそ、誠実に向き合い、価値あるサービスを提供し、結果として満足を得ていただくことが何より大切だと考えています。
今後もお客様の信頼に応えられるよう、全力で取り組んでまいります。
株式会社ビーメイン
代表取締役 木戸翔太
写真は先日ドライブで立ち寄った、京都府京丹波町で見つけた二宮金次郎の銅像です。
「積小為大」――小さな努力をコツコツ積み重ねていくことが、やがて大きな成果につながるという言葉。
不動産の仕事も地味な積み重ねの連続です。資料をそろえたり、細かい確認をしたりと、人から見えない部分が大半かと思います。でも、見えないからといって手を抜いたりごまかしたりすれば、結局は相手に伝わってしまう。だからこそ小さなことを丁寧に続けていくことが大事なんだと思います。
ちょっとしたドライブの景色からも、そんな当たり前のことを思い返すきっかけになりました。

